ランドセル商戦がスタートする中、小樽市ではランドセルではなく独自の通学かばん「ナップランド」が定着している。ナップザックとランドセルを組みあせた造語で、小樽市内の新1年生の約5割から6割がランドセルの代わりに購入するという。坂道に積雪も多い小樽の子供たちに軽くて歩きやすいカバンとして、1970年代に誕生。当時のランドセルは高価な上、本革で重く、雨や雪にも強くなかったという。ナップランドは令和の今でも愛され、色のバリエーションは12色にまで増えた。時代に合わせタブレットや水筒を収容するため、サイズもひと回り大きくっている。