共同会見の冒頭で「実現する政策は?」という問いかけに対して、4人それぞれが最も訴えたいことを1分で述べている。小池百合子都知事は「首都防衛、命、暮らし、防災、経済」。子ども・子育て・その世帯・東京の未来を守る。2期8年で全公約164項目の90%を達成、推進していると強調していた。蓮舫前参院議員は「若者の手取り増、都・ガラス張り」。若者の手取りを徹底して増やす。行政改革を進めて約6000の事業で税金がどのように使われたのかなどを公表するとした。石丸伸二前安芸高田市長は「政治屋の一掃」。仕事をするフリをして一向に成果を上げない政治屋を一掃したい。東京の政治が変われば日本の政治が変わるとした。田母神俊雄元航空幕僚長は「結果を出す政治。都民の安全と豊かな暮らしを実現する」。政治は結果だ、公約の良し悪しよりも、本当に実現する能力があるのかその実行能力を判断してほしいとした。共同会見では1人1回、別の1人を指名する形で質疑応答が行われた。小池氏は「皆さんの声も伺いたいと思いますので質問は特にございません」とした。蓮舫氏は小池氏に「テレビ局から小池都知事と蓮舫の討論会をと依頼を頂くが、小池氏側の多忙を理由に実現しない。討論会にぜひ一緒に出て頂けないか」と聞いたが、小池氏は「なかなか公務で忙しかった。幾つかご要望を頂いているので、それらの討論の機会を生かしていきたいと思う。」と答えている。石丸氏は小池氏に「2期8年の改革で何ができなかったのか?なぜ次の4年間でならそれができると考えるのか?」と聞き、小池氏は「2期8年での政策目標のうち139の項目を達成している。この実績をさらにブラッシュアップして実現力で(都政を)進めていきたい。」と答えている。田母神氏は石丸氏に「安芸高田市の市長として何を目標にして現実に成功した事例は何か?」と聞き、石丸氏は「市長として取り組んだのが政治再建。選挙権を持っていない中学生や高校生が選挙について質問してくれるようになった。」と答えた。しかし、田母神氏は「具体的な成果についてお聞きしたかった…。」と語っている。中室さんは「4人4様に財源配分の話をしていると思った。非常に重要ではあるが、今ある増やしていくためにどうするかということの方が重要。」などとコメントした。