東京都では今日からアプリのQRコードなどを使って買い物をすると、10%のポイント還元を受けられるというキャンペーンが始まった。都民以外も利用可能で還元されるポイントの上限は3000円分。対象となる4つの決済方法全てで使用した場合最大で1万2000円分のポイントが戻る。仕掛けたのは小池都知事。狙いは物価高対策や経済の活性化。都は、前回のキャンペーンでは決済額の合計が前の月に比べ1.5倍に増加したと成果を強調している。今回のキャンペーンの予算額は139億円で、到達する見通しとなった場合はキャンペーン期間中でも前倒しで終了する。ただ、全ての店がキャンペーンに参加しているわけではない。店側は決済ごとに売り上げの1%から3%の手数料を負担する必要があり、特に価格帯の低い商品を多く扱う店では利益が圧迫されることになる。キャンペーンの余波はパソコン市民講座にも。様々な教室が行われているが、中にはキャッシュレス決済についての講座もある。