きょうの疑問は「備蓄米随意契約 課題は?」。随意契約での政府備蓄米の売り渡しについて、申込みはきょうから農林水産省ホームページ掲載のメールアドレスから可能。きょう農林水産省が公表した内容では、備蓄米の売り渡し対象は見込みも含めて年間1万トン以上の取り扱いがある大手小売業者。卸売業者を挟まないことによって、店頭に並ぶまでの時間の短縮や中間マージンの削減で店頭価格をより下げる狙いがある。今回の売り渡し数量は30万トンで、売り渡し価格は玄米が60キロあたり税込みで1万1556円。店頭価格は精米5キロあたりで税込み2160円程度を想定しているとのこと。今回放出される備蓄米は、これまでよりも更に古いものとなっている。まずは申し込みの時点で販売計画を農水省に提出する。備蓄米が引き渡されたあとは、販売実績を報告しなければいけない。農水省の担当者は、計画書に沿って販売されているのかなどを確認し、適切に販売されていないと判断された場合、備蓄米を買う資格を取り消され、指導が入るとのこと。小売業者側からは「年間1万トン以上の米の取扱実績は相当な量 該当しない小売りがほとんどだと思う」などの声が上がっている。日本総合研究所の三輪によると、今回5キロ2000円程度と相当思い切って低く設定したので、平均価格を下げる効果は高いとのこと。今回の備蓄米が2000円台ということで、臨時的な措置だと理解することが大事。