日本共産党・小池晃書記局長は「備蓄米に限って5kg2000円が実現したとしても、民間流通米は高騰したままになるのではないか」などと指摘。昨日発表されたスーパーのコメの平均価格は5kgあたり4285円で前の週から17円値上がりし、2週続けて過去最高を更新した。専門家は今後コメの価格が三極化すると分析しており、宮城大学・大泉名誉教授は「そのうちどれがプライスリーダーになっていくかは今のところ非常に不透明」などと指摘。小泉進次郎農水大臣は「無制限で放出する」と発言。政府は残りの備蓄米60万tはすべて放出も辞さない方針だが、国民1人あたりで割ればわずか5kgという量で、1か月ほどで底をつく可能性があり、政治ジャーナリスト・青山和弘は「きわめて短期的な政策に過ぎない」という考えを示した。自民党の農水族には改革に後ろ向きな人もおり、自民党・森山幹事長は「安ければいいというものではない」と述べている。