一大臣に野党トップ3人が質問に立つのは異例中の異例。夏に参議院選挙を控える中、各党トップが厳しく追求し得点を稼ぎたいという思惑があったと言える。各党で申し合わせたわけでなく、蓋を開けたらそうだったという。注目されたやり取りについて、与野党多くの議員が無難な滑り出しだったとして概ね好意的に捉えていた印象。ある維新の幹部は、肝心な米の価格全体をどう下げるかという道筋が見えなかったと批判。別の議員も「パフォーマンスだけでは米の価格は変わらない」などと苦言を述べていた。今後の追及ポイントは、備蓄米だけでなく米の価格全体が実際に下がるかがポイント。消費者だけでなく、生産者に対する補償をどうするかもポイントになる。