アメリカ大統領選挙における支持率はバイデン大統領が民主党候補ときはトランプ氏が常に上回る状況だったが、現在はハリス氏が逆転してトランプ氏を1.5ポイント上回っている。ただ、米国政治に詳しい小谷教授は、まだまだどちらが勝ってもおかしくない状況だと指摘。ハリス氏の不安材料の一つが中東政策。ハリス氏はバイデン政権が行っているイスラエルへの武器支援を続ける方針だが、これにはアラブ系の人たちや若者が反発する。こうした人たちがハリス氏に投票しないと激戦州では勝敗を左右する可能性もある。また、経済対策についてはハリス氏は住宅や食品などのコスト引き下げを掲げているが、これにはバラマキ批判や実現性に対する疑問の声が上がっている。更に無所属で立候補していたロバート・ケネディ・ジュニア氏が選挙戦から撤退し、トランプ氏を支持すると表明。ケネディ氏を支持していた5%前後の票がトランプ氏に流れる可能性がある。