衆議院の政治倫理審査会が昨日15年ぶりに開催され、岸田総理らが出席したが、今日は西村前経産大臣ら安倍派の幹部4人が裏金事件を巡って「政治的・道義的責任」の審査を受けるという。自民党の聴き取り調査では、安倍派では20年以上前から組織的な裏金作りが行われていた可能性が指摘されている他、中堅・若手議員から幹部の責任を問う声が相次いでいて、4人がどれだけ実態解明につながる答弁をするか注目される。一方並行して行われている2024年度予算案の審議を巡り、自民党の小野寺予算委員長は予算案を今日採決する日程を委員長の職権で決めていて、与党はその後の本会議で可決して参議院に送り、23年度内の成立を確実にしたいとしている。野党側は「審議時間が足りない」などと反発していて、小野寺委員長の解任決議案提出なども視野に徹底抗戦する構えを見せている。