きょうは首都圏局で先週放送した東京・下町の朝顔をめぐる旅。上野と浅草のちょうど間の下町「入谷」。東京メトロ入谷駅から10分ほど歩くと4代続くという植木店がある。7月になると店先は朝顔でいっぱいになる。入谷朝顔は江戸後期、下級武士たちが栽培し生計を立てたのが始まりとされる。多くの植木屋が庭を開放し自慢の鉢植えを競って売っていた。その後の都市化で入谷から朝顔は消えてしまったが、昭和23年に「入谷朝顔まつり」がはじまる。祭りの中心となったのは今も会場となっている“入谷鬼子母神”真源寺。住職・蓮池光洋さんの父親が朝顔まつりをはじめたメンバーのひとりだった。東京近郊の朝顔生産者の協力を得て朝顔を売る市を開くことになり、入谷に夏の風物詩が戻ってきた。現在、入谷のあたりでは、神社にも朝顔が置かれている。小野照崎神社には、7月限定で、朝顔の特別御朱印もある。町内会の人々が集まって、祭りが始まったころに作られた「朝顔音頭」を披露するために練習を行っていた。振り付けは、朝顔の姿を表している。町内会には、お揃いの朝顔の浴衣もある。ことしの入谷朝顔まつりは、おととい終了した。盆踊りでは、朝顔音頭を披露したという。
住所: 東京都台東区下谷2-13-14
URL: http://hachifukujin.ld.infoseek.co.jp/onoteru1.htm
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