保育所を利用する共働きや1人親の家庭では、子どもが小学生になると登校時間が保育所の開始時間に比べて遅くなるために保護者が仕事を続けにくくなったり、出勤後には子どもが登校時間まで1人で過ごすことになる「朝の小1の壁」と呼ばれる課題に直面すると指摘されている。この課題などに対応し、職員の働き方の選択肢を増やすため、東京・品川区は現在、就学前の子どもをもつ職員を対象としている「部分休暇」という制度を来年4月から拡充することにした。制度は1日2時間以内で出勤の時間を遅めたり退勤を早めたりできるもので、小学生の子どもがいる職員にまで対象を広げるという。