高市総理は訪問中の韓国・慶州で中国の習近平国家主席と初めて会談し、戦略的互恵関係の推進を確認した。外交ウィークの締めくくりとも言える大一番を終え、総理周辺は習主席を前に「言うべきことは言った」と強調した。約30分に渡る会談で高市総理は「日中間には様々な懸案と課題がある」と述べた上で、「だからこそ率直に対話することが重要だ」と述べた。その上で、尖閣諸島を含む東シナ海の問題やレアアース、法人拘束、人権問題などの懸念を伝えた。一方、習主席は台湾問題で原則を守るよう求め、高市総理は「両岸関係が良好であることが非常に重要だ」と述べた。会談では両国が共に利益を追究する戦略的互恵関係を推進することで一致した。高市総理は今後習主席との対話を重ね、関係構築を図りたい考え。
