高市総理が初めての日中首脳会談に臨んだ。韓国で開かれているAPEC首脳会議にはアジア太平洋地域の各国の首脳らが集まっていた。高市総理も出席したが昼食会には不参加だった。日本政府は日中首脳会談を前に必要な時間を確保するためと説明した。メディアに公開された首脳会談の冒頭、中国・習近平国家主席は「駐日関係を長期的に健全で安全に推進するのは両国の国民及び国際社会の期待に合致している」、高市総理は「初めての首脳会談を行うことができてうれしく思う」などと述べた。高市総理は中国メディアに「日本の代表的な右翼政治家」と位置づけられてきた。高市氏は靖国神社に毎年参拝をしている。習主席は菅、岸田、石破の各総理が就任したときには送っていた祝電を高市総理には送らなかった。高市総理は所信表明演説で「『戦略的互恵関係』を包括的に推進していく」などと述べた。約30分の会談について高市総理は「懸案とか意見の相違があるということは事実です。具体的に率直に申し上げた」などと述べた。中国はレアアースの輸出規制を強化すると発表していて、日本も対象に含まれている。埋蔵量は全世界の半分近く、生産量に至っては7割ほどを中国が占めている。製造過程でウランなど放射性物質が発生する。東京大学・安川准教授は「環境規制がゆるい形での中国では産出できたので価格優位性を持ち海外の鉱山がつぶれていった」などと指摘した。中国はレアアースの生産を国策として進め独占的地位を築いていった。きのうの米中会談で中国はレアアースの輸出規制を1年延期しているが、日本が対象か不明。安川准教授によると日本近海の海底にもレアアースは眠っていて開発に向けた調査が進められている。
