小曽根は関西出身でお笑いも熟知しているという。ジャズとお笑いが通じていると思う部分には間と答え、その間のタイミングの良し悪しが笑いにおいてもジャズにおいてもあるという。1961年生まれで神戸出身の小曽根は数々の世界的アーティストと共演を重ねるなどジャズの最前線で活躍してきた。近年ではクラシックを奏でる異色のジャズピアニスト。小曽根は楽譜が読むことが苦手で、クラシックは自分が弾く音楽ではないと感じていたがひょんなことからモーツアルトを奏でなければいけなくなってしまったという。弾いてみた時に指揮者の尾高忠明に面白いと売ってくれそれからはあらゆるオーケストラに呼ばれるように。自分の演奏は面白いと言われるが自身では気づけないという。そして今回演奏するのはラヴェルのピアノ協奏曲ト長調。小曽根はラヴェルの曲はジャズに大きな影響を与えたと語り、自分のホームに近い気持ちで弾けるが遊べる余地がないと答えた。しかし今回は今までと違い一歩前にでてみたいと語った。