平日にも関わらず多くの観光客で賑わう浅草。影響は大きいというが、別の国のツアー客を新たに呼び込むなどして対応。先月、高市総理の台湾有事に関する答弁を巡り、日本への渡航を自粛するよう呼びかけた中国。さらに、ホタテやナマコなどの日本産水産物の輸出再開も再び暗礁に乗り上げた。これを受けて対象的な行動に出たのが台湾。台湾では、中国が日本産水産物の輸入を事実上停止する措置をとった翌日、台湾の頼清徳総統が「今日の昼食はお寿司と味噌汁です」と自身のSNSに写真付きで投稿。その後、台湾当局が日本産食品の輸入規制を全て撤廃。4年前、台湾のパイナップルが中国の標的になった。当時輸出先が9割を占めていた中国。中国は「害虫が発見された」としてパイナップルの禁輸を発表。中国と距離を置く蔡英文政権に対し経済的圧力をかけた。その状況で声を上げたのが日本。その結果、日本の台湾産パイナップルの輸入量は5年前に比べ10倍近くに増加。日本は最大の輸出先になった。台湾は市場の分散化でリスク管理を行っているという。
