- 出演者
- 南利幸 清水敬亮 井上二郎 姫野美南
オープニング映像が流れ、出演者が挨拶した。
きのう、石破総理大臣は就任後初めて訪日した韓国のイ・ジェミョン大統領と首脳会談を行い、両国の関係を未来志向で安定的に発展させていくことで一致した。また、北朝鮮の完全な非核化に向けて日韓両国に加えアメリカを含む3か国で緊密に連携していくことを確認した。人口減少や災害対策など共通の課題についても協議の枠組みを立ち上げることで合意した。歴史認識について石破首相は歴代内閣の立場を全体として引き継いでいると説明。東京電力福島第一原発の事故を受けて韓国が続けている日本産水産物などの輸入停止措置について科学的根拠に基づいて意思疎通を図りたいと伝えた。共同記者発表ではイ大統領は「新しい道のりのきっかけになることを期待している」などと述べた。韓国の通信社である連合ニュースは「経済・安全保障など協力のあり方について集中的に議論したようだ」などと伝えた。日韓両政府は17年ぶりに共同文書を発表した。政府はシャトル外交を定着させるとともに様々な分野で協力を進め、日韓関係をさらに強化したい考え。
神戸市のマンションで女性が刃物で刺されて殺害された事件。女性を殺害した疑いで逮捕された容疑者は事件の数日前から現場近くのホテルに宿泊していたことが捜査関係者への取材で分かった。被害者が神戸三宮駅で電車を降りた際も駅構内の防犯カメラに容疑者の姿も映っていた。警察は女性と同じ電車に乗っていた疑いがあるとみている。警察の調べに対し被害者と面識があったという趣旨の供述はでていないという。警察は神戸での足取りや事件のいきさつを詳しく調べている。
ロシアによるウクライナへの軍事侵攻が始まってから24日で3年半となる。ロシアとウクライナの首脳会談を巡っては双方の主張の隔たりから開催のめどは立っていない。ロシア国防省は23日、ドネツク州で2つの集落を掌握したと発表した。国連人権高等弁務官事務所によると侵攻開始から先月末までにウクライナで空爆・砲撃に巻き込まれ亡くなった市民は少なくとも1万3,883人になっている。ウクライナ・ゼレンスキー大統領はSNSで「モスクワは再び事態を長引かせようとしている」と批判している。ロシア・ラブロフ外相は「調整が進まない要因はウクライナ側にある」と主張。キーウではウクライナ兵士の家族700人以上が帰還実現を訴えるデモを行っていた。家族がロシア軍に殺され兵士の夫が捕虜になっているブチャの住民のマヨルさんは悲痛な思いを話した。
きょうも各地で午前中から気温が上がり東日本を中心に危険な暑さになる見込み。午後を中心に大気の状態が不安定となり局地的に非常に激しい雨が降るおそれがある。日中の最高気温は岐阜市、前橋市、埼玉県熊谷市で38℃と危険な暑さが予想されている。福島~沖縄にかけて37都府県で熱中症警戒アラートが発表されている。東京スカイツリーの中継映像を背景に気象情報を伝えた。
和歌山県湯浅町のみかん畑から伝える。今年は和歌山県内も厳しい暑さが続いている。日焼け対策を施しているためみかん畑全体のみかんの木が真っ白になっている。ドローンで撮影した映像を紹介。日焼けしたみかんは一部が変色してしまい、そこから乾き実の中の水分が失われるという。この農園では炭酸カルシウム水和剤を薄めてみかんの木にかける。太陽の光rを反射させ実の表面温度の上昇を防ぐ。民間の状態や天候の具合によって濃度を変える。去年12月、農林水産省により日焼けの軽減に効果があると確認された。和歌山県の果樹試験場でも、みかんの日焼けが半数以下に減った検証結果がある。適正な量の散布であれば品質には影響はない。みかん農家・井上さんに話を聞く。これまでは専用のテープを使い手作業で貼っていたという。井上さんは炭酸カルシウム水和剤をまくことで「作業の効率がよくなった」などと話した。
あすは暑さによるコメへの影響と猛暑に対応した品種や農法について伝える。
全国の気象情報。
夏の全国高校野球、決勝。沖縄尚学3-1日大三。14年ぶりの優勝を目指す日大三高は初回に1点を先制する。6回に沖縄尚学が勝ち越し。沖縄尚学は初優勝。
プロ野球パ・リーグ。日本ハム8-3ソフトバンク。日本ハムのレイエスが26号ホームラン、万波中正がタイムリー。ソフトバンクの牧原大成がホームラン。日本ハムは首位ソフトバンクに1.5ゲーム差。
サッカーJ1第27節。横浜Fマリノス0-0FC町田ゼルビア。試合は引き分けで、ゼルビアは連勝がストップ。首位浮上とはならず。
バレーボール女子世界選手権。日本3-0カメルーン。北窓絢音選手は「しっかり勝ちきれてよかった」とコメント。
イスラエル軍はガザ地区への攻撃を続けていて、地元保健当局は23日、過去24時間に61人が死亡したと発表した。地元メディアは22日、イスラエル政府がハマスとの停戦協議再開に向け数日以内に代表団を派遣する見通しで日程・場所の調整が進められていると伝えた。ハマス側は60日間の戦闘停止や一部人質の解放に同意しているがネタニヤフ首相は“すべての人質が解放されるべき”としていて、双方の立場には大きな隔たりがある。地元メディアはイスラエル軍がガザ市制圧に向け早ければ来月中旬にも攻撃を始めると伝えている。ガザ市には100万人近くが身を寄せているとされ、イスラエルは近く住民に退避通告を出す予定だとしている。
全ての原子力発電所が運転を停止し、民進党政権が推進してきた「原発ゼロ」が実現した台湾で再稼働の賛否を問う住民投票が行われ、賛成が反対を上回ったものの“有権者4分の1以上”という条件を満たさず成立しなかった。頼清徳総統は「社会がエネルギーの多元的な選択を期待していることは十分理解している」と述べ、賛成する立場にも一定の理解を示した。
最大野党・国民党議員7人対象のリコール、解職請求の賛否を問う住民投票が行われたがすべて不成立になった。
先週、ロシアが千島列島北部の占守島で開いた式典。太平洋戦争で旧ソビエト軍が旧日本軍に勝利したことを記念するイベントを開き、屋外博物館をオープンさせた。占守島は太平洋戦争当時は日本の領土だったが終戦の日の3日後に旧ソビエト軍が侵攻。日本は戦後、占守島を含む千島列島を放棄した。式典にはプーチン大統領も側近を派遣しメッセージが読まれた。当時の戦闘の様子を再現した劇も披露された。旧日本軍は戦車などで応戦したが、司令部からの命令で停戦し、23日には武装解除に応じた。ロシア側の記録では日本側に少なくとも200人、旧ソビエト側に約1,000人の死者が出たとされている。北海道大学・岩下教授は「改めてアピールすることがいちばんの狙いだと思う」、「ウクライナのことと関係があると思う」などと指摘した。旧ソビエト軍と戦った103歳の高橋さんは「戦争が終わったと思ったのにソ連側が上陸したっていうだもの。(自分たちは)弾でも鉄砲でもみんなほったらかしていた」などと述べた。高橋さんはシベリアに抑留され4年間の強制労働を強いられた。
井上は「戦争が残した禍根の大きさを改めて感じる」などとコメントした。この企画の放送予定を伝えた際、「ロシアが千島列島の北部の島に今月オープンさせた博物館をめぐる話題」と伝えるところを「ロシアの千島列島の北部の島に」と伝えた。
終戦直後、シベリアなどに抑留され過酷な労働を強いられて亡くなった人たちを追悼する式典がきのう、東京・千代田区の千鳥ヶ淵戦没者墓苑で開かれた。厚生労働省によると抑留され犠牲になった人は推計約5万5,000人とされているが、詳しい人数や被害の全容は不明。これまでに収容された遺骨は2万264人分にとどまっている。ロシアではウクライナへの軍事侵攻の影響で遺骨収集が中断されている。元抑留者の西倉さんは「早急な解決のために国民的な議論を求める」などと述べた。
読み書きが苦手・対人関係を築きにくい児童生徒の障害に応じ一部授業を別室で受ける通級指導は2023年度、全国で20万3,000人余と過去最多となっている。小中学生に比べ高校生の利用が広がっていないことを受けて文部科学省は来年度、高校での適切な指導方法などの検証を始める方針を決定した。ICTを活用した障害児支援施設と学校の情報共有や、「強度行動障害」について教員の理解を深める調査研究などを行うことにしている。文部科学省は検証をふまえ障害のある子どもたちのニーズに応じた適切な指導や支援につなげたい考え。
気象情報を伝えた。