山下美夢有の自宅には、ゴルフの室内練習場があった。父の勝臣さんが5歳のときにゴルフに連れていくと、山下はすでに大人顔負けのスイングをしていたという。プロ2年目、19歳にしてツアー初優勝を飾り、史上最年少で年間女王に輝いた。山下の武器は安定したショットと正確なパットで、昨季はフェアウェーキープ率・平均パット数・平均バーディー数・パーセーブ率で1位となった。また、歴代最小平均ストロークも更新している。今年2月のオフに、1学年先輩の蟬川泰果とアプローチ対決をした際には、山下が3戦3勝している。山下は、日頃からての豆が潰れるほど打ち続け、身体に覚えさせているという。それが、山下の安定性の秘密となっている。