純米大吟醸とは米の外側部分を削ったうえで作られる贅沢な酒のことで、それを作ろうと社長は発案。数々の杜氏を雇って自ら学んで完成も地元では売れず。そこでブランド名を獺祭に一新し、東京で売ることとした。すると売上は父親時代の倍に。そこで勢いづいた酒蔵は、夏は使われない酒蔵でビールを作り、レストランに提供する新事業を始めるも、倒産寸前のどん底へ。酒造りの一切を担う杜氏も辞めていったが、「杜氏のいない酒造り」を始めた。これまでは杜氏の勘などに頼っていた作業をデータ化。データ至上主義になり手作業が増えたというが、品質は向上。