パリオリンピックまであと2か月。陸上・やり投/JAL所属・北口榛花。東京オリンピックで決勝進出。23年世界選手権で金メダル。日本記録所持者。セイコーゴールデングランプリをシーズンベストで優勝した。今季全勝。パリオリンピックの金メダル大本命。小学生のころはバドミントンで全国大会に出場。中学時代には水泳でも全国大会出場。身体能力抜群、まさにスーパー少女だった。高校生からやり投げを始めると、東京オリンピックでは日本勢57年ぶりとなる決勝進出を果たした。5年前からやり投大国のチェコで単身武者修行。無駄がなく、力任せにならない理想のフォームを求めた。理想のフォームを作り上げるために行ったのは、意外にもやりを投げない練習ばかり。それでもこれらの練習が基礎を作り、理想のフォームに近づいている。4月のダイヤモンドリーグでは、昨シーズンから負けなし10連勝!世界選手権でも、この種目で日本人初の金メダルに輝いた。その活躍が拠点を置くチェコの街に評価され、日本人で初めて表彰された。また北口家は父がパティシエでシーズン終了後などには思い通りのケーキを作ってくれるそう。五輪後に作ってもらうケーキについて、大会が終わるまでに考えるなどと話した。