毎年このイベントでは客の投票による一番おいしい鍋決定戦が行われている。番組では各店舗の鍋にかける想いを独自取材した。前大会の覇者、肉彩工房鳥すず「山形いも煮」は、しょうゆベースのスープに特大里芋が入っている。山形県では毎年、直径6.5メートルの巨大鍋で作る「日本一の芋煮会フェスティバル」を開催。県民から愛されるソウルフード。取材した店は現在、大会2連覇中。今大会で優勝すれば殿堂入りを果たす。店主・佐藤隆一さんは地元で居酒屋を経営。沢山の客を迎えるため、前日の夜から1人で仕込みを行っていた。今回用意した芋は700キロ。仲間たちは夜行バスで向かうため、それまでは1人での仕込み作業となった。こだわりは芋煮のいのち、里芋の仕込み。凍らせてから水で解凍することにより繊維が崩れ、味が染みやすくなる。作業が終わったのは日付が変わった午前0時すぎ。翌日、しょうゆがしっかり染み込んだ芋煮が完成。