山形市の「三代目鍋太郎」が1時間かけ大移動。それは朝に通行止めをして始まった。クレーン車とトラックを使って運ばれる直径6.5m、重さ4t芋煮会用鍋「三代目鍋太郎」。その大きさから一気に河川敷までは運べないためクレーンを使い少しずつ移動させていく。普段展示されている場所から芋煮会会場山形市内の河川敷への移動は安全第一で作業を進めたため完了したのは約1時間後。コンクリート製のかまどに三代目鍋太郎が設置された。鍋太郎とは東北の秋の風物詩・芋煮会を日本一の大鍋で行おうと、1989年から開催されてきた「日本一の芋煮会フェスティバル」の巨大鍋のこと。1989年に初代、1992年に二代目、そして2018年に三代目の登場となった。三代目鍋太郎のこういった内容は山形県民にとっては常識の範疇のようだ。今回密着した三代目鍋太郎の大移動だが、移動距離は普段の展示場所からわずか100mだった。山形市で17日に開催される日本一の芋煮会フェスティバルは三代目鍋太郎で作った3万食の芋煮が振る舞われる。