山形で活躍するアマチュアの落語家・高橋宜弘さんを紹介。高橋さんは言葉が滑らかに出てこないきつ音という発話障害がある。子どものころからこの障害が原因でつらい思いをしてきたこともある。ただ今は、あえて落語という話芸に取り組むことで自身の障害やそれが原因のコンプレックスに向き合っている。高橋さんの挑戦の日々を取材した。アルバイトや就職活動もきつ音を理由に避けてしまいがちだったが21歳の時に企業の内定をもらい自身のきつ音と改めて向き合うことになった。高橋さんの心の拠り所となっているのがきつ音の当事者や支援者が集う山形言友会。当事者がつながる場所を作っている。互いの悩みを共有したりしている。高橋さんはきつ音のことをもっと広く社会に知ってもらいたいと考え、きつ音の体験を落語にした。落語でつらい経験を共有しようと考えた。先月、言友会の仲間に向けて披露した。