6月の日本橋。街の大事なイベントの山王祭。毎年6月中旬に開催される江戸三大祭の一つで商いをする店に出向いているが、山本山もその大事な役目を担っている。山本山とお茶漬け海苔の永谷園は江戸の創業時から深い関係にあった。永谷園創業者の祖先の永谷宗円が茶葉を蒸して揉む煎茶を生み出した。それを商ったのが山本山の初代の山本嘉兵衛だった。1835年には6代目が玉露を開発し、江戸一番の茶商として繁栄を極めた。さらに戦後の1963年には国内で初めて日本茶のティーバッグを発売し、急須を使わなくてもお茶を手軽に楽しめるように。そんな歴史ある家に生まれた山本。人生を決定づけたのはアメリカでのサマーキャンプ。親がいないのびのびとした自分たちの時間を過ごしたのが楽しかったという。この経験から、アメリカの大学へ留学。日本では有名な山本山だが、現地では誰も知らない。そこで山本は家業と日本茶について丁寧に説明したという。説明しながら家業への誇りと、日本茶を世界に広めたいという想いを強くした。卒業後は山本山に入社。海外事業を担当し、アメリカ法人の代表もつとめた。現地で出会ったアメリカ人男性と結婚し、現在2児の母として子育てにも奮闘中。
