2026年7月23日放送 23:06 - 23:55 テレビ東京

カンブリア宮殿
【江戸時代から伝わる伝統食…ノリや玉露を令和風にアレンジ】

出演者
金原ひとみ ヒャダイン 山本奈未 
(オープニング)
オープニングトーク

今回のゲストについて、ヒャダインと金原は女性社長で11代目で初めての女性当主と説明した。

東京・日本橋で創業した有名店「老舗ビジネスの極意とは…」

東京・日本橋は五街道の起点にもなっていて、江戸随一の繁華街だったこの界隈には江戸時代から続く老舗が多い。文政元年から続く榮太樓總本鋪では梅ぼ志飴が名物。創業の頃から味や製法などを変えずに伝統を変えていない一方で、スーパーやコンビニなどで販売する商品も開発。時代の変化に柔軟に対応している。1699年の元禄12年に総合したにんべん。新たなファンを獲得しようと開いたのはだしの専門店。そのだしの可能性をアピールしている。これも時代を生き抜くための変化だという。そして今回は山本山を特集。挑むのは社長の山本奈未。老舗初の女性当主が挑む伝統と革新に迫る。

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オープニング

オープニング映像。

カンブリア宮殿 元禄創業「山本山」…初の女性当主が挑む!
左右から読んでも「山本山」 茶商からビジネスを拡大

山本山の社長の山本奈未は山本山はお茶が有名だが、京都の宇治田原から江戸に引っ越してきたという。宇治田原で近所だった永谷という人が青いお茶を生み出したという、それを江戸で売った所、大ヒットしたのが始まり、茶商となったという。

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玉露に慣れ親しんでもらう 体験型の飲み比べコース

山本山の創業は、江戸中期の1690年で初代山本嘉兵衛が日本橋で創業した。5代将軍の徳川綱吉の頃で、日本橋に店を構えお茶を商っていた。ノリを扱うようになっていたのはお茶が品薄になった戦後の頃。その本社は今も日本橋にあり、山本山は江戸後期に高級茶の代名詞の玉露を生み出した。一般的な緑茶は出てきた新芽を摘むが、玉露は収穫前に覆いを被せて日光を遮る。テアニンというアミノ酸の一種が増えてうまみが凝縮される。その分手間がかかるため、値段が高くなる。玉露「天下一」は100gで1万800円。山本は300年以上の歴史のある山本山で初の女性当主。産地ごとの茶葉をブレンドし、その味を決めるが、代々当主にしかできない仕事。そんな山本山は曲がり角に立たされている。なんといっても、中元や歳暮需要の減少で、その市場は減り続けている。(矢野経済研究所調べ)。需要に支えられてきた山本山にとっては大きな痛手で、百貨店などでの売り場の減少も余儀なくされている。最近では、お茶はペットボトルという印象をもつ人が多く、急須を持っていない人も増えているという。

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これではいけないと、山本は日本橋の中央通りに面する本店を8年前に大幅にリニューアル。中は落ち着いた雰囲気で、のりとお茶を売るだけでなく、新たな魅力を発見してもらおうという体験型の店舗。人気メニューは膳 にほんばし。ご飯と焼き海苔を交互に重ねてちりめんじゃこなどをのせた一品。お茶の方でもここならではのメニューに、玉露の飲み比べコース。氷から溶ける水だけでいれたもので、甘みを楽しむ。40度の低温で淹れた二杯目は玉露の旨味が堪能できるという。三杯目は70度で。甘み、渋み、苦みのバランスがとれていて、最後は香りを楽しむ1杯。季節の食材と一緒に90度で抽出し氷で冷やした。淹れ終わった玉露の茶葉まで味わえる。スタジオでその飲み比べを行うことに。

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山本山の山本は歳暮や中元の需要自体が減少していると答え、ギフトという文化に関してはまだまだ根付いているので、贈り物や手土産の需要はあると答えた。しかしペットボトル事業には参入しないと決めているという。その理由には、お茶の本来の旨味や甘みというよりは喉を潤す爽快感がペットボトルには必要だという。山本山では飲み比べの体験など、時間をかけて味わってもらう店舗展開をしているという。また味決めは山本の舌を通らなければ商品として出せないようになっているという。またお茶も時期によって味が変化したり、季節ごとに一番いいものを決めていくという。

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山本山
江戸から続く伝統食を令和風に 絶品!ノリ茶漬け&のりせんべい

山本山がノリを扱うようになったのは戦後のこと。山本の祖父にあたる9代目が有明のノリの美味さに惚れ込み、東京で売り出した。そこで山本がもっと若い人にノリを知ってもらおうとJR新宿駅に出店したのはお茶漬けおにぎり 山本山。注文しているのはお茶漬けでノリが主役。有明産の高級焼き海苔をご飯の上にのせ、バラ干しノリ、あおさノリをのせて、ほうじ茶とだしをあわせた茶出しをかけていただく。さらにのりせんべいも販売していて、山本山の最高級のノリを贅沢に使ったもので中には薄いせんべいが挟まってる。以前からあった商品だがパッケージを高級感のある木箱にしたところ、小粋な手土産にと人気が高まった。作っているのは東あられ本舗。山本山ののりせんべいには、多くの手間がかかっている。通常のせんべいはラインに流して機械で焼いているが、山本山のは薄くて焦げやすい。常に確認できるようにテサ豪で焼いている。また焼き揚がったせんべいを人の手で一枚一枚挟んでいる。

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スタジオでのりせんべいを試食。金原は味の感想にのりの味がしっかり味わえると答えた。山本は山本山はのりを販売したのは戦後からという話に、戦後はお茶は配給制になり、売上がたたなくなったためと答えた。そこで祖父と先代がノリを販売したという。また他店でもノリとお茶がセットで販売されている傾向にあるという話題に、山本はとても相性がよく、季節がどちらも違うので商品が切れず、在庫の管理もしやすいと答えた。

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あの永谷園とも深い関係が 歴史ある家に生まれて…

6月の日本橋。街の大事なイベントの山王祭。毎年6月中旬に開催される江戸三大祭の一つで商いをする店に出向いているが、山本山もその大事な役目を担っている。山本山とお茶漬け海苔の永谷園は江戸の創業時から深い関係にあった。永谷園創業者の祖先の永谷宗円が茶葉を蒸して揉む煎茶を生み出した。それを商ったのが山本山の初代の山本嘉兵衛だった。1835年には6代目が玉露を開発し、江戸一番の茶商として繁栄を極めた。さらに戦後の1963年には国内で初めて日本茶のティーバッグを発売し、急須を使わなくてもお茶を手軽に楽しめるように。そんな歴史ある家に生まれた山本。人生を決定づけたのはアメリカでのサマーキャンプ。親がいないのびのびとした自分たちの時間を過ごしたのが楽しかったという。この経験から、アメリカの大学へ留学。日本では有名な山本山だが、現地では誰も知らない。そこで山本は家業と日本茶について丁寧に説明したという。説明しながら家業への誇りと、日本茶を世界に広めたいという想いを強くした。卒業後は山本山に入社。海外事業を担当し、アメリカ法人の代表もつとめた。現地で出会ったアメリカ人男性と結婚し、現在2児の母として子育てにも奮闘中。

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あの永谷園とも深い関係が 歴史ある家に生まれて…

山本山の11代目になると意識したのは何歳?に山本は親からのプレッシャーはほぼなく育ってきたが、小学生や中学生の時に将来の話になると、周囲からそうなると言われるようになったという。またCMなどをやっていたためにいじられたりすると、そういう存在なんだと意識するようになっていたと答えた。また海外では老舗の歴史を説明すると必ず驚かれるので、このストーリーを伝えていく必要があると感じたという。また夫がいて、子育てをしているという山本。子育てと社長業のバランスについては、両立できていてすごいとは言われるが、そんなことはないと答えた。また世襲制のシステムが立ち行かなくなった場合は?について山本はその時になってみないと分からないと答えた。また300年以上続いてきた秘訣には、江戸の商人は新しいものが好きで、面白いことをするのが好きだったと聞いているという。さらに伝統は守るものではなく変化を続けていった結果だと答え、守った瞬間に続かなくなるのではという恐れのほうがあると答えた。

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「伝統は変わり続けた結果…」新たな商品を世に送り出す

山本はこれまでいない商品を生み出した。

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山本はこれまでいない商品を生み出した。それが玉露とさまざまなハーブやスパイスをあわせた商品。5種類あり、ショウガやレモングラスなどのスパイスをきかせたもの、またローズ系のハーブを使った商品は体の中から整う。スタジオに商品が登場。おしゃれなパッケージだが山本は、お茶を直感的に選んでほしいと答えた。また、お茶は伝統的だからこそ新しいものが似合うと答え、また抹茶は粉の状態なので加工がしやすい。玉露は煎じて飲むもので製法は一緒でも、煎じて飲む玉露と粉の状態の抹茶は全く違うと答えた。

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社員にこっそり聞いた 答えて!山本社長

山本山の社員の疑問を社長の山本にぶつける。家業がなかったら今頃何をしている?に山本は犬のトレーナーと答えた。

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(エンディング)
編集後記

金原は総括に収録中、ちょっとしたハプニングがあった。二杯分のお茶を淹れるはずだったのに、三杯分のお湯が出されてしまったのだ。お茶が溢れそうになっても、最後の一滴まで淹れたいと、山本さんはなみなみになるまで注いだ。このお茶を出すのは恥ずかしいので淹れ直させてもらいたいという山本さんに、スタッフも私たちもそうしましょうと同意して、最初のお茶はスタッフに飲んでもらうことになった。彼女のお茶へのこだわりと、強いプライドが感じられた。そして二回目のお茶を待つ時間、三人で世間話をした。それが私がカンブリアのMCを務めて以来、収録中で最もスローで、心和む時間だった。ハプニングが、図らずもお茶の与えてくれる余裕や、ゆとりのようなものを受け取るかけがえのない瞬間となったのだ。とした。

次回予告

カンブリア宮殿の番組宣伝。

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