2026年6月25日放送 23:06 - 23:55 テレビ東京

カンブリア宮殿
【常識破りの「傘」メーカー!すごい機能で累計2億本】

出演者
金原ひとみ ヒャダイン 吉野哲 
(オープニング)
オープニングトーク

ヒャダインと金原は今回の企業は傘の企業と紹介したが、ものすごい種類の傘を開発していると紹介した。

雨の日も!晴れの日も!“進化する傘”最前線

夏本番、男性の日傘利用者で去年日傘デビューした人は44%。(東京都環境局調べ)。そして今回はウォーターフロントを紹介。社長の吉野哲は再生請負人で5年で売上3.5倍に。傘の常識を覆す知られざるヒットメーカーの全貌を紹介。

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ウォーターフロント東京都環境局銀座(東京)
オープニング

オープニング映像。

カンブリア宮殿 常識を覆す 知られざる傘集団
雨の日も!晴れの日も!“進化する傘”最前線

ウォーターフロントの吉野哲は、この数年では 熱中症予防で男性も日傘をさす人も増えてきていると答えた。

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ウォーターフロント熱中症
自由が丘に客が殺到! 驚きのアイデア傘 ベスト3

東京・自由が丘の店には壁一面に傘が並び客がゴッタ返していた。この店はウォーターフロントの直営店で、一階は折りたたみ傘を販売し、2階と3階は長傘の売り場。並んでいるのはウォーターフロントのオリジナル商品で500種類あるという。店内では傘を広げるのは自由。

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ウォーターフロントの傘には特別な機能があり客を引き寄せている。第3位はNEW極軽カーボン。99グラムと超軽量で、一部にカーボンを使用している。おにぎりより軽く、23種類ある。第2位はキッズスピンキャノピー。柄を持ったまま回ることですれ違いに回転して衝撃を受け流す。1位はコカゲプラス。晴雨兼用の折りたたみ傘で、太陽光をカットし、気温25°Cで30分間で直射日光を浴びた場合に日傘なしでは71.2°C。日傘ありは29.5°C。

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コカゲプラスをデザインしたのは開発部の長井。機能だけでなく、持ち手など細部にこだわった。ウォーターフロントの従業員は50人。ウォーターフロントの傘は駅ナカを中心に500店舗を展開するニューデイズ。その中にはウォーターフロントの傘コーナーが。コンビニは量販店など2万店以上累計2億本を販売。

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雨の日も!晴れの日も!“進化する傘”最前線

吉野はウォーターフロントの晴雨兼用傘の売上はこの5年で34倍に増えているという。その理由に日傘に対する意識に、傘というと晴雨兼用で日傘の強い時にも使うイメージが定着してきているので大きく伸びていると答えた。また直営店の平均客単価が3400円で一つは品番数を絞ってある程度の量を作る。それを長い期間つながりのある工場で作ってもらうことで一定のコストが下げられると答えた。基本的に買取で卸しているため、返品条件では返品分もコストに乗せなければいけないが、買い取りでウォーターフロントで販売してもらうので価格は抑えられると答えた。また日本人や機能性やデザインにこだわるのは?に吉野は国民性と答え、濡れたまま入るのは失礼などの意識があると答えた。

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創業者は“傘のカリスマ”驚きの傘を続々開発!

ウォーターフロント 自由が丘店で傘を選ぶ男性はお目当てのものを探していた。選んだ傘は富山サンダーという傘。この富山サンダーは名前の通り、富山県民の風が強く雪の重みで傘がだめになるという声を受けて作られたもの。傘の骨は一般的な傘は8本が多いが、この傘は20本ある。素材も繊維強化プラスチックを使い折れにくい。

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創業者は“傘のカリスマ”驚きの傘を続々開発!

風が雪にも負けない傘の富山サンダー。風速20m/sでも傘は壊れない。この富山サンダーを作ったのは創業者の林秀信。傘のカリスマで、ウォーターフロントは1986年に傘工房から始まった。当初は他社の下請け製造で、自社ブランドを立ち上げに動いた。傘メーカーとしては後発で、他社と同じ事をやっても勝てないと考えて2000年にはスーパーバリュー500シリーズを発売。当時は骨が16本の丈夫な傘が3900円で出回っていたが、林は500円で販売。ほかにも富山サンダーや桜島の火山灰から身を守れる桜島ファイヤーなどユニークな勝因を開発していた。また傘の常識を覆すのが2004年発売のポケフラット。閉じているときは2.5センチ。開けばちゃんとした傘に。普段は平べったいので、かさばらずに持ち歩ける。また銀行員の日傘と名付けられた、晴雨兼用傘の先駆けとも言える傘などこうした傘を林が1人で開発しデザインしていた。自由が丘の直営店も2014年に林がオープンさせた。林は当時、数は売れなくても個性的な商品を世に出していくべきだと語っていた。

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更に林は、売り方でも他社とは違うやりかたをした。この日、営業スタッフが向かったのは全国展開している書店の有隣堂。林は傘を扱っていなかった相手にも売りこみをかけて販路を広げた。売上も順調だという。またビジネスホテルの東横INNでは、以前はビニール傘を販売していたが、ポケフラットに切り替えた。通常半額以下の1本770円で販売している。吉野は創業者の林秀信とは会ったことがなく、パワフルな人だと聞いていると答え、営業もお店と言われている場所には沢山営業をかけるような人だったと答えた。また富山サンダーも現地に赴いた林が、県民の声を聞いて作ったと答えた。

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ウォーターフロントポケフラット台東区(東京)富山サンダー有隣堂 たまプラーザテラス店東横INN 三ノ輪駅東横イン横浜市(神奈川)
社内改革でV字回復 トップダウンからの脱却

2015年以降ウォーターフロントの業績は下降。21年には創業者の林秀信が亡くなった。このピンチからの立て直しを託されたのが吉野だった。経営のプロで、参画した21年から売上は5年で3.5倍になった。吉野は1982年に百貨店の伊勢丹に入社し、バイヤーや子会社の経営企画を務めていた。伊勢丹をやめ、セレクトショップのエストネーションをオープンし話題を呼んだ。その後民事再生のさなかにあった靴下メーカーの福助から再建の話が舞い込んだ。押切もえさんと蛯原友里さんとコラボしたストッキングやタイツなどを販売し、これが当たり福助は蘇った。こうした実績を買われ、吉野は再生請負人としてウォーターフロントへ。当時の状況はかなり厳しかったというが、トップダウンの体制だったために指示待ちになっていたという。これまでは林がすべてを決めて社員は従うのみ。吉野は社員自ら動く組織づくりを始めた。目をつけたのは客の声で、自由が丘の直営店では、スタッフがお客の様々な声を聞きこれを本社の開発部と共有し、月に2回開発会議を行うようになった。この会議には商品開発やデザイン担当だけでなく、全ての部署が参加。開発プロセスを変えると、次々と新商品が誕生した。その一つが衝撃を回って受け流すキッズスピンキャノピー。安全な子供用の傘が欲しいという要望に答えた。創業者の林は回すときれいに見える傘を開発していた。その回る構造だけを取り入れて子供用傘に。こうしてチームで考える組織になりV字回復。

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吉野はファッションモデルを起用し、靴下メーカーの再建を図った時の話について、当時は生足ブームでストッキングなどは見向きもされていなかったが、ファッションモデルで影響力がある人を起用すれば売れると思ったという。またウォーターフロントの再建について、創業者の独自性が光っていて、それを支える生産背景を持っているとなると今は苦戦しているが資質があれば復活できる上にもっと大きくできると考えたと答えた。しかし社長があまりにもカリスマだったために、残っているメンバーでどう高めていくかと考え、お客の意見を取り入れれば社長と同じように新しい価値が創造できると感じたという。また当初はその体制にもっていくのに時間がかかり、試行錯誤もあったと答え、社員が自立していくのに我慢したこともあったなどと答えた。

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社員にこっそり聞いた 答えて!吉野社長

吉野社長についてウォーターフロントの社員からの質問をぶつけた。傘が好き?ビジネスが好き?に吉野はどっちも好きと答えた。

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ウォーターフロント
自宅に230本!傘ソムリエ ライバル社の傘も売る!?

東京・渋谷区にあるウォーターフロント。ほとんどが中途採用だというが、前職は呉服店、貿易会社、紳士服店など様々な人材を集めた少数精鋭の組織。吉野は新卒をとらない理由に傘業界はそもそも大きい方ではなく、傘を扱ったことがなくても提案でき、その要素を持っている人を採用しているという。中には傘ソムリエと名乗る社員も。

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ウォーターフロント渋谷区(東京)

越谷市のイオンレイクタウンkazeでレイングッズの販売会を開催している。その一角に傘ソムリエ土屋という文字が。ウォーターフロントの土屋さんは傘ソムリエと名乗り、傘業界を盛り上げるのをミッションにしている。自他ともに認める傘オタクで自宅にはこれまで買い集めた傘が230本。業界でもウワサになり、こうした販売イベントにも毎週呼ばれている。また自社商品だけでなくライバルメーカーの傘も販売していた。吉野はこのライバル会社の傘を販売することに、傘に興味を持ってもらいたいので広くやってもらうのは良いと答えた。土屋さんは元々傘は嫌いだったが、傘について全く答えられない自分に腹が立ち、勉強したら好きになったという。

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金原&ヒャダイン 大興奮! どっちが表?どっちが裏?

ウォーターフロントの傘を紹介。サカサナノについて土屋さんは自立する傘で、濡れづらいなどのメリットがあると紹介した。

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(エンディング)
編集後記

金原は総括に衣食住には関わらない、なくても生きてはいける物に日本人がこんなにもこだわるのはなぜかと聞くと他社を慮る精神があるからではないかと、吉野さんは話してくれた。確かに、人がどう思うか想像する力、空気を読む力は、多くの日本人が備える特殊能力の一つだ。自分はカリスマではないと強調していたのが、印象的だった。でもそこにはほんの少し、企業を渡り歩いてきた経営者としての、先代や昔からの社員への気遣いも含まれていたのではないかと思う。収録中も収録後も、圧倒的な礼儀正しさと、気を遣わせないための気遣いをも、私は感じていた。きっと、吉野さんは気遣いのカリスマなのではないだろうか。他者への気遣いが人を傘に向かわせるのだとしたら、傘メーカーの社長として、これほどの適任者はいないだろう。とした。

次回予告

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