あす登板予定のドジャース・山本由伸投手は、開幕から2か月余で6勝2敗。ここまでのピッチングについて、大リーグで活躍した岩隈久志さんが解説「日本で“無双状態”で投げていたので、メジャーいってまだ苦労している。もっともっといいピッチングができる」と語った。山本投手はもっと力を発揮できるという。それができない理由に、プロ野球時代に投球の軸だったストレートが、大リーグのバッターに対応されていることを指摘。ストレートが打たれる中で、山本投手は、ツーストライクに追い込んでからの配球に変化があった。プロ野球時代は、ストレートが4割近くを占めていたが、大リーグではその割合が減少。一方で、落ちる変化球が4割を超えている。岩隈さんは、落ちる変化球をうまく使いながら、さらにコースに投げ分けていくことが成績の向上につながると考える。