東日本大震災後に起きた東京電力福島第一原発の事故。がれきや土など様々なものが汚染され、原発や周辺では“汚染ゴミ”が今も出続けている。14年前、市場最悪レベルの事故が起きた福島第一原発。発電した電気は関東で使用されていた。今後、関東を含め全国に求められる放射性物質に汚染された廃棄物“汚染ゴミ”との向き合い。福島第一原発は今も放射線量が高く、作業員は防護服、手袋3枚、靴下3枚などの被爆対策をして作業している。使ったものは全て使い捨てで1日2、3トン廃棄されるが汚染されているため敷地内で保管。衣類や建屋のがれきなど廃炉までの発生量は不明。福島県は県外での処分を求めている。
1日80トン発生する原発内の汚染水。浄化された「処理水」のタンクは1000基超。先月からタンクの解体が始まった。タンクが解体された場所には将来、事故で溶け落ちた核燃料デブリを保管などする施設が作られる。事故で汚染されたものは原発の外にも。除染ではぎとられた東京ドーム約11杯分の「除染土」は2045年までの海外最終処分が法律で定められている。福島県内では去年、廃炉について住民と専門家が対話する場が設けられた。廃炉の形が定まらない中、国は先月新しいエネルギー基本計画で原発を最大限活用する方針を示した。原発を動かせば必ず強い放射線を出す廃棄物が出るが、その処分場所は未定。
1日80トン発生する原発内の汚染水。浄化された「処理水」のタンクは1000基超。先月からタンクの解体が始まった。タンクが解体された場所には将来、事故で溶け落ちた核燃料デブリを保管などする施設が作られる。事故で汚染されたものは原発の外にも。除染ではぎとられた東京ドーム約11杯分の「除染土」は2045年までの海外最終処分が法律で定められている。福島県内では去年、廃炉について住民と専門家が対話する場が設けられた。廃炉の形が定まらない中、国は先月新しいエネルギー基本計画で原発を最大限活用する方針を示した。原発を動かせば必ず強い放射線を出す廃棄物が出るが、その処分場所は未定。