プロ野球開幕は2週間後。広島期待の新戦力の一人・鈴木健矢投手。移籍はチャンスと意気込む。初めての広島のキャンプでは練習量の多さに驚いた。鈴木投手はプロ入り当初はサイドスローだった。2年間実績を残せず苦しんでいた時、新庄監督に「下にしよう」と金言をもらったという。アンダースローに変えて意識したのは脱力。試合前のルーティーンは逆立ち。初めてオープン戦、相手の反応を見ながら緩急を駆使しバットの芯で捉えさせない。鈴木投手はアンダースローで活躍した元ロッテの渡辺俊介さんに指導を受けた。そこでも脱力の重要性を言われたという。