岐阜県のポツンと一軒家に辿り着いた。道はここで行き止まり。途中までは市が管轄する林道だが、途中からは自分たちで造ったという。建物は全部で6棟。会社の保養所として造り始めた。正幸さんは林業を経営。息子2人が後を継いだという。東京ドーム2つ以上の山を所有。先代は薪を販売。正幸さんの代で木材業に変わった。元々は米農家だった正幸さんの父・幸太郎さんが美濃焼用の薪を販売しようと70年前に山を購入。その山を長男・正幸さんが継承。正幸さんの代では建築材料となる杉や檜を販売。山の中にある6棟の建物は山田林業で働く従業員の保養施設だった。施設は正幸さんと大工の2人で建設。自力で山を開拓し、6棟全てを自力で建築。材料は山で調達。60歳を過ぎてから建築を始めたという。バーベキュースペースや風呂棟もある。しかし、2011年9月に大型の台風15号の通過に伴い、岐阜県から愛知県にかけて豪雨が襲った。山田林業の保養所がある山で鉄砲水が発生。なぎ倒された木々が濁流と供に押し寄せ、最初に建てた山小屋、バーベキュー小屋、作業小屋が流された。人的被害はなかったという。水害後、3年くらいかけて片付け、再建築した。石垣なども自力で造った。造り直した山小屋の居間には囲炉裏がある。天井は吹き抜け。孫たちが一番使うという。喫茶店のようなテーブルもある。
