地方で医療従事者の不足が続く中、岐阜県にある大学などが子どもたちに医療の仕事を知ってもらうためのボードゲームを作った。このボードゲームは岐阜医療科学大学などが開発し、岐阜市にあるボードゲームの店でお披露目された。骨折や火傷など、様々な病気やケガに応じて医師や看護師、診療放射線技師など13の職種の医療従事者のカードを組み合わせて治療すると、コインがもらえる仕組みで、カードの裏には仕事の内容が書かれている。大学が子どもに医療へのイメージを聞いたところ、「血を見るのでこわい」「夜勤があり大変そう」などの声が寄せられたということで、ゲームを通じて楽しみながら医療の仕事を知ってもらい、将来の選択肢の一つとして考えてほしいとしている。このボードゲームは岐阜県内の小中学校や高校に、今月から無償で順次、配布されている。