初めてのオリンピックで団体・個人総合で金メダルを獲得しすでに2冠を達成している岡慎之助は、種目別平行棒ではミスのない演技で銅メダルを獲得した。種目別最後の鉄棒は2番目に登場し、ミスなく演技を終える。予選で岡よりも高いスコアだった杉野正尭は、離れ技で落下してしまい7位となった。その後岡は1位をキープしたまま、今大会金メダル3個銅メダル1個という快挙を達成した。個人総合の決勝では着地で一歩動いてしまい減点となったが、種目別平行棒で完璧な着地ができた。平行棒から降りるとき個人総合より高い位置で最後の技ができているため、着地を準備する余裕ができたという。順手背面車輪は、体が柔らかい岡だからこそ美しくスムーズにできる技。鉄棒の総合スコアは2位と同じだったが、難易度などを表すDスコアより完成度を表すEスコアのほうが優先されるため、Eスコアが高かった岡が金メダルを獲得した。