五輪初出場の体操代表・岡慎之助は、先週行われた団体と個人総合で、金メダルを獲得した。種目別平行棒では、ミスのない演技を見せ、銅メダルを獲得した。90分後に行われた種目別鉄棒の決勝でも、ミスなく演技を終え、2位とは同点ながら、演技の美しさで上回り、金メダルを獲得した。岡は、今大会で三冠を達成し、52年ぶりとなる日本勢1大会3つの金メダル獲得を達成した。少年時代には、突出した才能はなかったという岡。真っ直ぐな倒立を体に叩き込むなど、美しい体操の基礎を徹底した。柔軟性を活かすこと、体を大きく見せること、怖くなく技をやることを重視していたという。岡は試合後、ミスなくやりきれたことが金メダルにつながったなどとし、常に勝ち続けられる選手になりたいなどと話した。