岸田総理大臣は昨日、関係議員への今後の対応について事態を把握した上で「本人の説明責任の尽くし方も踏まえた上で処分等の政治責任も判断する」と述べた。自民党の森山総務会長は今月17日の党大会までに一定の整理がつけば一番いいと話し「検討を急ぐ事が望ましい」などと認識を示した。党内には「国民感情を考えれば厳しい処分は不可避だ」などいう意見もあり執行部は派閥内での役割など踏まえながら処分の内容や対象範囲を慎重に判断する方針だという。党大会では会計責任者が逮捕と起訴された場合は議員本人が立件されなくても処分出来るようにするなど党則を改正する方針。岸田総理は昨日作業チームの座長らに取りまとめを着実に進めるよう指示。参議院では来週にも政倫審が開催される見通しで与野党が日程調整を進めている。立憲民主党の岡田幹事長は「手を挙げた人は全員呼ぶという原則を確認して欲しい、公開以外に選択肢は無いと思う」とコメント。審査会を巡り安倍派の世耕前参院幹事長は開催なら出席する意向を明らかにし、出席議員や公開の在り方などについて与野党の協議が本格化するという。