岩国基地では空母艦載機が立て続けに離着陸を繰り返し訓練していた。今年9月、山口・岩国基地では25年ぶりに米軍空母艦載機 陸上離着陸訓練・FCLPが行われた。錦帯橋で知られる岩国市には敷地・東京ドーム185個分の米軍基地が広がり東アジア最大級となっている。米軍のFCLPは通常、硫黄島で行われているが火山活動が活発化し、今回は岩国基地での実施となった。元岩国市長の井原はこの日、25年ぶりのFCLPを見に向かっていた。井原の市長時代である2006年に米軍再編で空母艦載機の移転計画で揺れていた。当時井原は移転計画に反対し、住民投票で87%が反対票となったが、国の示した補助金・基地負担に翻弄され、岩国市は市庁舎建て替えに総額49億円の補助金を見込むも基地負担増加に反対したため国が支給をストップし、市民ら1万人が抗議集会を開いた。2008年に市長選が行われ基地負担に容認姿勢の候補が当選し、国は補助金を再開した。岩国市によるとFCLP関連の飛行は6日間で昼夜計1,348回であり、70デシベル以上の騒音は3,237回に及び、岩国市への苦情は1,064件となった。今年度は基地関係の交付金・補助金を93億円余り受けている。
住所: 山口県岩国市三角町2
URL: http://www.mod.go.jp/msdf/iwakuni/
URL: http://www.mod.go.jp/msdf/iwakuni/
