岩屋外務大臣はきょう、中国北京で王毅外相との会談に臨む。日本の外務大臣が中国北京を訪問するのは去年4月以来、1年8か月ぶりで、岩屋外務大臣はきょう午前、李強首相と面会する予定。また、昼ごろからは王毅外相と対面では初めてとなる外相会談に臨む。会談では、建設的で安定的な日中関係の構築に向けて意思疎通の強化を確認するとともに、日本産水産物の輸入再開を早期に実現させることや、中国国内の治安状況を踏まえた現地の日本人の安全確保などについても日本の立場を改めて伝え、意見を交わしたいとしている。また、阿部文部科学大臣と共に5年ぶりの開催となる“日中ハイレベル人的文化交流対話”に出席し、ビザの緩和措置による往来の活発化や青少年の交流などについて話し合う予定。政府としては今回の訪問を両国間の首脳レベルの往来にもつなげ、本格的な関係改善や懸案解決の足がかりとしたい考え。