- 出演者
- 桑子真帆
石破総理の辞任表明について40年来の盟友である村上誠一郎総務大臣は総理から直接辞任の意向を聞いたという。それまでは石破総理はこれまでも続投の意思を表明していた事から無念だろうなと話した。岩屋毅外務大臣は石破総理の心境の変化を感じたという。一昨日土曜日には菅元首相と小泉農相が公邸を訪問し名誉ある撤退を促したとされる。岩屋外務大臣は様々な選択肢が最後までテーブルの上にあったと思いますなど話した。
スタジオに東京大学先端科学技術研究センターの牧原出さんと政治部の小嶋章史さんが登場し紹介された。最後の一押しについて小嶋さんは打つ手がなくなったのが大きいと思われ、さらに総裁選を是非を問う手続きに入った場合自民党が分裂が決定的になる所で身を引くよう説得がされていたと思われる。参院選からこれまでの流れについて振り返る。7月22日には日米間税交渉の合意などがあった。日米間税交渉は合意されたが文書がないということが8月のあたまくらいから分かり、宙ぶらりん状態となっていてそれまでは辞めるわけはいかなかったとされる。また、政権を維持するのだったらもっと早く政策を打つなどすべきだったのに躊躇してしまったのが良くなかったと牧原さんは指摘した。
このあとの流れについて自民党総裁選は「フルスペック型」と「簡易型」があり、今回は時間はかかるが党員投票が行われるフルスペック型で行われる方向で調整されている。一方で野党からは自民党の都合で政治空白ができるのは望ましくないと批判が出ている。
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自民党の党員は支持者から厳しい声が突きつられている。神田潤一衆院議員は分裂が強まっている状況では議論もできないため重要な政策を前に進めていく体制をつくってほしいという声の方が多かったなど話した。そして総理の辞任について国民の皆さんにしっかりとこの間の混乱から立ち直っていく姿を見せていかなけれいけないなど話した。また、地方組織のもとにも党の現状を憂う声が届いている。藤木卓一郎県議会議員は党員の声を聞き取るため市議などの声を聞いてきた。そして新しい総裁には党員たちの思いをしっかりと受け止めてほしいと思っていると話した。
自民党議員たちは党をどう変えていくのか、この日地元企業を訪れていた中曽根康隆青年局長は自民党がこの物価高で苦しい状況の国民の不安などに寄り添えていない、寄り添っていたつもりでもそれが伝わっていない、いまいちど謙虚に国民の声を聞き、それを政策に変えられる政党に生まれ変わっていくために始まると思うなど話した。トップの顔を変えても国民の信頼を取り戻すことはできないと指摘するのが稲田朋美衆議院議員。そのために古い政治手法からの脱却、政治とカネの事実関係をしっかり明確にしたうえで様々な結論を出してくなどの姿勢が重要かなと思っていますと話した。
総裁選の動きはこれから本格的になっていくが前回の総裁選に立候補した中では茂木敏充氏がいち早く立候補の意向を表明した。高市早苗氏は側近が会談を行い、小泉進次郎氏は「自分に何ができるのか判断したい」と話していたなど紹介。現在少数与党のため新総裁が総理大臣になる保証はなく、政策を成立させるためには野党の協力も必要なため、野党との向き合い方も大きな論点となる。また、自民党国会議員は去年の総裁選に比べ約70人減っており、立候補に必要な20人の水性人確保もハードルが上がっている。一方で牧原さんは石破おろしが行われているが、石破政権よりよい政策をどのように出すなどの声がおろす側から出ておらず、総裁選で底が議論されると思われるがそこをしっかりしないとなんのためにおろされたのかという声が出てくるなど話した。
きのう石破総理の辞任意向が発表された直後街頭演説を行っていたのは国民民主党の玉木雄一郎代表。国民民主党はガソリン税率の減税で自公と合意したがいまだに実現していない。玉木代表は野党に託された幅広い国民の意見をしっかりと受け止めることができるそういうリーダーを選んでいただきたいなど話した。日本維新の会の藤田文武共同代表は前向きな議論ができるような体制に進んでほしいと思いますねなど話した。立憲民主党の野田佳彦代表はいよいよ力尽きたんだなと思うなど話す。野党間の協議というのも大事だと思うなど話した。
与野党の政策協議として教育無償化などがあり、牧原さんは定期的な与野党間で協議できる関係性が望ましいがまずは連立ができるかどうかや時間がかかるなど指摘し、中長期的に政策を考えるというのを与野党ともに行う必要があるなど指摘した。