米国のUSスチールの買収計画に禁止命令が出され、日本製鉄が命令無効などを求めバイデン大統領らを提訴したことについて、橋本英二会長が会見を開いた。橋本会長は米国政府による買収審査について「バイデン大統領の違法な政治介入により今回の大統領令に至ったのであり、到底受け入れることはできない」と述べ徹底抗戦する構えを示した。また買収に反対しているトランプ次期大統領については「きちんと説明して理解をいただきたい」と述べた。一方USスチールと競合する米国のクリーブランドクリフスは6日に出した声明で日本製鉄側の提訴に反論。「日本は中国以上に鉄鋼の過剰生産と米国への有害なダンピングを数十年にわたって行ってきた歴史がある」とした上で「自ら招いた災難の責任を他人になすりつけようとする恥知らずな試みだ」と非難した。クリフスはおととし8月、USスチールに70億ドルで買収を提案したが、独占禁止法上の懸念などを理由に拒否されていた。日本製鉄・橋本英二会長のコメント。クリフス社HPより。
岩屋外務大臣は東京都内で米国・ブリンケン国務長官と会談しUSスチール買収禁止命令について産業界から懸念の声が上がっているとして米国側に対応を求めた。一方ブリンケン長官は石破首相を表敬訪問したあと記者団にコメントしたが、USスチールについては言及しなかった。首相官邸の映像。
岩屋外務大臣は東京都内で米国・ブリンケン国務長官と会談しUSスチール買収禁止命令について産業界から懸念の声が上がっているとして米国側に対応を求めた。一方ブリンケン長官は石破首相を表敬訪問したあと記者団にコメントしたが、USスチールについては言及しなかった。首相官邸の映像。