第34回世界文化賞授賞式典が行われ、常陸宮妃華子さまが、絵画部門のヴィヤ・セルミンスさんや彫刻部門のオラファー・エリアソンさんらに功績を称えるメダルを贈られた。受賞者を代表して、演劇・映像部門のロバート・ウィルソンさんが、政治と宗教は常に私たちを分断するが、芸術は人間を一つにする可能性があるなどと涙ながらに語った。岸田総理大臣が会場に駆けつけ、緊迫するイスラエル情勢などに言及し、分断と対立ではなく、協調を重んじ、新しい社会・文化を築いていかなければならないなどと述べた。祝宴では、ヒラリー・クリントン元米国務長官が国際顧問を代表し、乾杯の発声を行った。音楽部門のウィントン・マルサリスさんがサプライズで、トランペットの生演奏を披露した。