2日目を迎えた日本・ASEAN特別首脳会議はきょう、安全保障や経済、人的交流などテーマごとに各国首脳による本格的な討議が行われた。海洋進出強める中国の動向も念頭に防衛装備品の提供や舞台の共同訓練など、海洋を含めた安全保障協力推進などで一致した。また、核軍縮・不拡散、サイバーセキュリティー対策の他、サプライチェーンの強化を始めとした経済安全保障分野での連携も確認した。この他、今後10年間で1000万人以上が関わる新たな人的交流プログラム「次世代共創パートナーシップ」を立ち上げることも申し合わせた。さらに、ASEAN地域の脱炭素化・インフラの連結性強化・スタートアップ支援などとして、今後5年間で官民合わせて350億ドルの投資を図っていくことになった。