物価の上昇と賃金に関して日本はなぜ比例しない?森永さんは「安売りするのが日本企業の戦略にある時からなった。昔はメイド・イン・ジャパンは質が高いから高くても買う時代があったが、ある時を境にどちらかと言うとこの値段でこんな品質が買えるのっていう安売り戦略に行ってしまった。そのためには人件費も抑えるということをやって縮小均衡するような経済を選んでしまった。物価上昇だけでデフレ脱却は判断できない。今年、更に賃上げがなければデフレは続く。賃金と物価が比例して上昇すればデフレから脱却できる。若い子たちは「お金が無い」とか言ってるけどiPhoneは持っている。あれだって1台10万円以上する。つまりお金が無くても出す価値があると思えば彼らは出す。だから日本企業も安売りすることが正義という時代から改めて良いものを作る代わりに高く売るべき」等と解説。