ホワイトハウスで開かれている公式晩餐会はまもなく終了するものと見られる。バイデン大統領は乾杯の挨拶でも日米同盟の重要さをアピールした。晩餐会には音楽ユニット「YOASOBI」の2人や俳優のロバート・デ・ニーロさんら多彩な顔ぶれが招かれた。これに先立って行われた首脳会談では日米同盟の強化が最大のテーマとなった。アメリカ軍と自衛隊が部隊の運用を一体的にできるよう指揮統制の連携を強化することで一致するなど同名のアップグレードはさらに進んだかたちだ。さらにバイデン大統領としては日米同盟を軸に多国間で協力関係を広げることで中国に対抗するだけでなく、同盟国を軽視したトランプ氏との違いを際立たせ、外交の成果として国民にアピールしたい狙いもある。秋の大統領選挙まで7ヶ月を切り、アメリカはすでに政治の季節に入っている。岸田総理はあす、与野党の対立が続く議会で演説にのぞむことになる。