今月8日から7日間の日程で米国を訪れた岸田総理大臣は、日本時間11日未明にかけて、ワシントンでバイデン大統領との日米首脳会談に臨み、防衛協力を深めるとともに経済安全保障や宇宙など幅広い分野での連携強化を確認した。おとといは議会上下院の合同会議で演説し、自由や民主主義に基づく国際秩序を守るため、日本もより大きな責任を担っていく姿勢を強調した。また、日米両国とフィリピンの3か国の首脳会談も行い、南シナ海や東シナ海での中国の動向を踏まえ、海洋安全保障協力を強化していくことなどで一致した。さらにノースカロライナ州も訪れ、トヨタやホンダの子会社の現地工場を視察するなどした。一連の日程を終えた岸田総理大臣は、午前0時過ぎ、政府専用機で現地の空港をたち、帰国の途に就いた。