米国訪問を終えた岸田首相はきょう午後、自民党幹部らと会談し、政治資金問題や補欠選挙への対応などについて協議を行う。待ち受けているのは離党勧告を不服として再審査を請求した塩谷元文部科学相の扱いで、午後には茂木幹事長ら党の幹部と協議を行う。党内には総理の責任も問われるべきと反発する塩谷氏に賛同する声もあり、処分を巡る不満は今もくすぶっている。また今週は政治資金規正法の改正に向けた与党の協議が始まるが、自民党と公明党の方向性が違う中、溝は埋まっておらず、このあと昼に岸田首相が山口代表と会談する。こうした中、あす衆議院の3つの補欠選挙が告示される。負ければ岸田おろしが始まると息巻くベテラン議員もいる中、岸田総理が難題だらけのこの状況をどう乗り切るかが注目される。