各国を歴訪中の岸田総理は2カ国目のブラジルを訪問、ルーラ大統領と温暖化対策などについて話し合った。岸田総理はブラジル到着後に現地の日系人と面会、日本と中南米の日系社会との交流を深めるプログラムを立ち上げ、今後3年間で1000人規模の相互交流を行う方針を表明した。その後大統領府でルーラ大統領と首脳会談を行いG20の成功に向けた協力やウクライナ・中東情勢になどに関して連携していくことで一致した。また温暖化対策としてアマゾンの森林保護のために300万ドルの基金を拠出し協力を推進するとした。加えて脱炭素に向けてブラジルの資源と日本の技術の活用へ政府間の枠組みを作ることで合意したという。岸田総理は日本時間の午前5時頃、3番目の訪問国パラグアイに到着したという。パラグアイは台湾と唯一外交関係があることを踏まえ、パラグアイのペニャ大統領と東アジア情勢を巡って意見交換を行うという。