G7サミット(主要7か国首脳会議)の舞台は、イタリア南部・プーリア州。各国の首脳が続々と現地に到着。去年の広島サミットに続いて、ウクライナ・ゼレンスキー大統領も参加。ウクライナに関するセッションに出席する。会場に選ばれたのはボルゴエニャーツィア。ビーチやゴルフ、テニスも楽しめる高級リゾート施設。ウクライナや中東などの地域情勢や経済安全保障などについて議論を交わす首脳たち。一方で国内には不安材料を抱える国も。米国・バイデン大統領は11月に大統領選挙を控えているが、トランプ前大統領と激しく争っている。来月、総選挙を控える英国・スナク首相は、支持率で野党に大きくリードされ、14年ぶりの政権交代が現実味を帯びている。さらにフランス議会下院の解散に踏み切ったフランス・マクロン大統領は、危険な賭けに出たといわれている。政治資金問題の対応に追われる日本の岸田総理大臣。支持率は内閣発足以降最低。G7サミットに集まったリーダーたちは結束して、成果を示すことができるのか。