政府は、ことしの経済財政運営の基本方針、骨太の方針を決定した。この中では、日本経済はデフレから完全に脱却する千載一遇のチャンスを迎えているとしたうえで、33年ぶりの高い水準となっている賃上げの動きを定着させ成長型の新たなステージに移行させていくとしている。持続的な賃上げ実現では生産性を高めようとする企業への支援を進めるなどとしている。労働市場改革では、リスキリング、学び直しへのさらなる支援などを行う方針。一方財政面では、来年度の基礎的財政収支の黒字化を目指すという今の財政健全化の目標は維持したうえで、来年度から6年間の計画の実行を通じて経済再生と財政健全化の両立を前進させるとしている。