広島に原爆が投下されて、きょうで79年となる。国際情勢が緊迫化し、核兵器廃絶に向けた道のりが厳しさを増す中、被爆地広島は、きょう1日、核兵器が二度と使われてはならないという思いを強い危機感を持って国内外に訴える。午前8時から行われる平和記念式典には、被爆者や遺族の代表をはじめ、岸田総理大臣のほか米国や英国など核保有国を含む109カ国の大使などが参列する予定。式典では34万4306人の原爆死没者名簿が原爆慰霊碑に納められ、原爆が投下された午前8時15分に黙祷を捧げる。核兵器廃絶に向けた道のりは、ロシアによるウクライナ侵攻の長期化など国際情勢が緊迫化する中、厳しさを増している。一方、被爆者たちの平均年齢は85歳を超え、これまでと同じように平和を訴える声を上げ続けていくことは難しくなっているのが現状。どのように被ばくの実装を伝え、核兵器廃絶につなげていけるかが課題となる中、被爆地広島はきょう1日、核兵器が二度と使われてはならないという思いを強い危機感を持って国内外に訴える。