自民党総裁選挙は、小泉元環境大臣が30日にも立候補を表明する形で調整に入った。国会記者会館から福田真子のリポート。国民人気が高い小泉氏が立候補表明の日程を固め、総裁選挙の各陣営の攻防が激しくなりそう。小泉氏は石川県の能登半島地震の被災地を訪れている。30日にも立候補を表明する方向で調整に入り、選挙の顔としての支持が広がるか注目される。このあと、記者団の取材にも応じる予定。あす、地元・鳥取県で立候補表明をする石破元幹事長は、今回5回目の総裁選挑戦で最後の戦いを強調した。他の候補者の動きについて。岸田総理自身は表立った支援を控えているが、旧岸田派の現職閣僚2人は動きを加速させている。林官房長官はきょう、今後の対応を協議するため自身に近い議員らと会合を開いた。今回、参加した議員の大半は旧岸田派。他にどれだけ支持を広げるかがポイントとなる。27日にも立候補表明する方向で、台風の状況などを踏まえたうえで最終判断する。一方、上川外務大臣の周辺は「女性リーダーの誕生で社会に激震を走らせたい」と話し、女性閣僚経験者などに派閥横断で支援拡大を図っている。