物価の高騰が続く中、生活が苦しい人からの相談に弁護士らが電話などで応じる全国一斉の無料相談会が行われた。相談会は、弁護士や労働組合、市民団体などでつくる支援グループが開催。全国一斉の電話相談のほか、16箇所で対面の相談会も行われている。埼玉県川口市の会場では、200人分の食料品や衣類の配付も行われ、午前中から多くの人が訪れた。相談コーナーでは、相談内容に応じ支援制度・自治体の窓口などを紹介している一人暮らしだという70代の女性からは、“光熱費の上がり方が激しく、貯蓄を切り崩して生活していてこの先が不安”という相談も寄せられており、生活保護を受給する際の条件などを説明していた。支援グループによると、長引く物価の高騰で貯金が底をつくなどし、精神的に追い詰められると訴える人が多くなっているとのこと。