迎えた桜の季節。今年花見を予定している人は前年比で1.2倍(インテージ調べ)。帝国データバンク調べでは4月から4200品目以上の食品が値上げされる。川口市の弁当屋では光熱費の上昇や食料油など原料を輸入に頼る食材の値上げが経営を圧迫。国産野菜の値上がりも目立つが、こちらも輸入する燃料代の高騰から来ている。資源食糧問題研究所・柴田明夫代表は「これまでは経済合理性の面から安い所で生産して安いコストで持ってくれば良かったが構図が変わってきた。しかし輸入に依存する構図は変わっておらず国内に生産する力はない。」などとs定期。日本の食料自給率は1960年代以降下落し、近年は40%前後で推移している。これは欧米各国と比べても際立って低い数字。こうした中でもほぼ100%の自給率を誇るのが米で、農水省も米は日本の食料安全保障の要と位置づけている。ところが価格高騰に見舞われ米が危機を迎えている。先月30日には都内で全国から集まった米農家が窮状を訴えた。