天候に左右されないビルや工場で農作物を栽培する企業が増えている。埼玉県川口市にある新聞の印刷工場。1日に最大80万部を印刷している。工場に勤務する社員の発案で今年からキクラゲの栽培がスタートした。毎日新聞首都圏センター川口工場・多久幸男印刷部長が「新聞の印刷部数も減っているので、遊休地の活用でこの場所に(キクラゲ栽培部屋を)建てた」などとコメントした。印刷工場ならではの特性も好都合だったという。工場内は24時間体制で徹底されている。キクラゲは国内生産者が少なく、消費量の90%を中国からの乾燥キクラゲに頼っている。最大5600個もの菌床から1日に収穫されるキクラゲは20kg~30kg。先月から紀ノ国屋が首都圏の10店舗で販売を開始。東京・千代田区のホテルではキクラゲを使った料理が提供されている。今後は学校給食への提供なども考えているという。
